初めての妊娠って
不安ですよね。
つい先日うちの職場でもひとり目の妊娠された方がいて、
急に色々決定しなくてはならない状況に困惑していました。
いつの時代も病院選び・分娩方法で悩む妊婦さんがいらっしゃると思うので
私が当時考えた私なりの病院選びの基準について考えてみました。
参考になれば嬉しいです。
妊娠したらすぐに、、、
私が妊娠したのは2016年の時でした。
妊娠した時、私は医療従事者として働いていました。
妊婦さんとお話しする機会があったり、麻酔にも興味があったので、
迷わず無痛分娩がしたいと思い、無痛分娩ができる産科を探しました。
妊娠して最初にびっくりしたのが、
無痛分娩を希望する産院って分娩予約の締め切りが早いですよね。
妊娠発覚がだいたい5〜7週で気づかれる方が多いと思うんですけど、
調べた当時、無痛分娩ができる候補の病院は
妊娠10週くらいでもう分娩予約が満員になってしまうと、
問い合わせの電話で言われてしまいました。
しかも電話予約はできないとのことで(コロナ禍ではどうなんでしょうね)
あせって有給休暇取得して病院に行った記憶があります。
計画外の妊娠だったり、急な休みを取れない状況だったり、分娩方法なんて考えたことなかった、里帰りはどうしよう、なんて状態だと本当に大変ですよね。
妊娠してすぐ、ほぼ1ヶ月以内で大きな選択を迫られる、無痛分娩って狭き門だな、、、と思いました。
まだまだ、私には妊娠なんて、、と思っている方でも、一度この記事を読んで自分なりに考えておくことでいつかのお役にたつかもしれません。
人生は偶然の連続ですから。
病院を選ぶ基準
病院を選ぶ基準で私が最も優先にしたことが、
無痛分娩よりも母子安全に出産を終えることです。
当たり前のことに思えますが、当たり前ではありません。
病院で勤務してきて、その当たり前がなんて幸せなことなんだと
思わされる患者さんをいっぱい見てきました。
自分だけは大丈夫だとは心配性な私は思えませんでした。
漫画コウノドリでもわかるように本当に出産は命がけです。
妊娠前、少なくとも出産前にこの漫画夫婦で読んで欲しいです。
この漫画は医療従事者の間でも絶賛されています
この物語は他のフィクションの作品より一番現実に近いです。
私の中でできるだけ母子安全にするための病院基準は、
- 自宅から30分以内で病院に着けること(陣痛が急にきた時や、正期産より前の早産に対応するため)
- 病院内で帝王切開手術ができること(お母さんのお腹の中で赤ちゃんの具合が悪い時に早く出してあげられる)
- NICUがある病院またはNICUのある病院に30分以内で搬送できる場所にある病院(産まれた後に赤ちゃんが小さめだったり、具合が悪い時に集中治療室が必要)
の3つが最優先でした。
その3つを満たし、かつ、無痛分娩をやっているところというと、
私の住んでいる地域ではもう1つしか残されていませんでした
1つあるだけでも恵まれていたように思います
もしこの時点でまだ選択肢がある人は、
さらなる安全の観点からするとして小児科医師が常駐している
なども基準に含めるといいかと思います。
あとは、、
あとは料金ですよね
ありがたい出産一時金があるとはいえ、足りないことが多いです。
病院によって結構違うようですし、無痛分娩となると普通分娩+10〜15万円くらいする病院が多いですよね。
人によっては、
- 豪華なお祝い膳が出ること、
- 母児同室ができること、
- 出産後の助産師さんの母乳指導、夜間授乳などの教育・協力体制がある病院
なども重視されるかもしれませんね
全て叶ったら素晴らしいことですが、選択肢がないことが多いように思います
もっと安全を踏まえつつ、いろんな選択肢が増える世の中になるといいですね。
少子化だから、産院減りそうだけど、、、。
まとめ
私の独断なる病院選びの基準でした
読み返したら安全安全うるさい説教おばさんみたいですね
私の考えなのでこの基準が合っているかどうかはわかりませんし
みなさんの人生の選択なので
自分なら何を優先するか考えておくということが、とても大事だと思います。
何度も言うように、妊娠したら本当に色々待ってくれないんで、、、。
ここまで読んで、中には安全安全うるさいくせに無痛分娩選択?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
またいつかの機会に無痛分娩のメリットデメリットに関する記事
を書ければいいなと思っています。
それではまた!